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研修終了

03/30
また一つ、無事に研修を終了する事が出来ました。

さて、今回の研修内容は、アンギオグラフィー、所謂、血管内のレントゲン。バルーンやステントを使って、狭くなってしまった動脈の拡張や閉塞してしまった部分の動脈を開通させるなど、主に治療目的の検査でもあります。

マルメ大学病院のアンギオグラフィーは主に二つのセクションに分かれていて、一つはCoronarangiografiと言ってその名も心臓血管の検査、そしてもう一つは私が研修させてもらったEndovaskular Karlcentrumと言う、所謂、胸部や腹部の大動脈や足の血管などを検査する科。Coronarangiografiの方にも、少しだけ見学させてもらったのですが、放射線看護師は2人のみで後は全て循環器科の方から送られてくる看護師さん達がそれぞれローテンションして勤務していました。但し、古株の循環器科専門の看護師さん達にとって、割と新しい分野の心臓血管検査は受け入れにくいらしく、Coronarangiografiに回ってくるのは大抵、未来を担った(?)若い看護師さん。

それに比べて、Endovaskular Karlcentrumの方の職員さんは圧倒的に年齢層が高い。多分、私かもう一人2、3ヶ月程前から勤務しているという准看護士さんの女性が一番年下。つまり、20代ゼロ(笑)。というのも、こちらの科は、全て固定された職員達ばかりで、新人看護師、准看護師は受け入れないので、自然と年齢層も上がるというわけです。

さらにこの科の特徴は、医師達が、何故かほぼ外国人という事。科のボスといわれるM上級医師も、よくよく彼のスウェーデン語聞いたらアクセントがあるのでどこの国の人だろうと思ったら、チェコ人だったし(汗)。この科では血管外科の医師、そして放射線科の医師が共に検査、治療に当たっているわけですが、他国からEndovaskular技術を学びに来ている血管外科専門医師も多くて、彼らは常勤の医師達と共に助手や、モニターを見つめながら画像の診断などに当たったりしています(←私も、普段彼らが助手以外に何をしているのか、詳しい事はよく分からない)。

私の今回の研修目的は、主に医師達の隣に付きながら指示された薬用品や医療器具などを渡す助手、助手に当たらない場合は治療中の患者さんの記録や患者さんが入院している科への連絡、報告など。研修第一周目は主にHandledare(担当指導看護師)が医師の隣に付いて助手に当たり、私が後ろで見ているという形でしたが、二週目から最後の週までは、学生である私が医師達の隣について助手に当たりました。当然の事ながら常にHandledareが後ろについてくれているので、安心して助手の方に集中出来ました。

でも中にはやっぱりこんな経験のないただの学生が助手に付くのが不安な常勤医師達もいて(当然のこと)、治療開始前から「この患者さんはかなり状態が悪いから、長々と時間かけてられないからね!」とおどし(!)をかけてくる医師もいたし、器具を渡すのに少し手間がかかってると「もう早く早く!」とイライラしたように手で合図してくる医師もいました(汗)。(医師が焦ると、こっちも更に焦る、焦る。思わず、器具を渡す時に手が震えてしまった。)2人の医師が同時に別々の用具を要求した時なんて、助手の医師の方に部分麻酔注射、そして常勤医師の方に誤ってガイドワイヤー(Ledare)の先端と後方をよく確認せずに渡したら(ガイドワイヤーは先端が柔軟になっていて、後方は固い。固い部分を先に渡してしまった。)、「こら!間違った方で渡すな。」って怒られたし。。(Handledareはただ後ろで、やけてましたが。。)他にも、ガイドワイヤーの私の持ち方が悪くて、勝手に医師に取り上げられたり、又はちゃんとしっかり持ちなさい!と注意されたり。当然の事ながら、医師達と共にチームとして入っていくということはこういう事なんだ、と思いました。ただ普段、医師とは直接はそれほどコンタクトがないので、逆に新鮮でした。

外国人の先生はその点において学生に対しても寛容な人が多かったです。道具を渡す度に「Tack」と言ってくれる日本人以上にめちゃめちゃ腰が低いイタリア人のG先生、そして誰にでもオープンでとても優しいフィランド人のL先生。最初、このコンビで行う治療の助手が多かったら、「ん?私って結構出来るじゃん」と思ってたら、全ては彼らの器量の深さ、そして忍耐力でカバーされていたんですね。後半スウェ人医師達に完全に打ちのめされました(とほほ)。ただ、途中退場命令が出なかった事だけで良しとしなれけば。

医師の助手に入らない時は、主に患者さんの記録に回ってました。患者さんに治療に関する説明を行ったり、治療中に使った道具や薬用品、治療中の患者さんの状況などの看護記録を行いました。治療後は、患者さん担当の科の看護師に治療経過の報告なども行いました。こちらの方は、病棟で働く看護師さんと似たような業務かもしれませんね。

4週間という短い研修でしたが、放射線看護師の卵として非常に得るものは大きかったです。最終日にはステントグラフト(人口血管のようなもの)挿入の為に手術室も見学出来て、人生で初めて体の内側の部分も見る事が出来ました。医師から気持ち悪くなったら即座に申し出るようにって言われたけど、今まで幾度となくレントゲンの写真を通して見てきた骨や血管を真近かで見れて、意外にも感動してしまいました!

手術室を見学した際にHandledare(担当看護師)と一緒に撮った写真↓みんなの頼れるおじいちゃんナース!あなたに出会えて、本当によかった。


さて次の研修は、卒業後の就職先でもあるルンド大学病院のMR科です(あ、ちなみにMR科が勤務先ではありません)。ここでも4週間、研修を行います。その後は、3週間ほど普通の救急病棟で研修します。そして卒業。

最初25人いたクラスメイトも、妊娠や何らかのテストに引っかかって先の研修に進めないなど理由で減りに減りまくって、卒業式にはたったの11人で迎える事になりそうです。どうりで就職率は100%なわけです。ちなみに卒業式は看護学生と合同なので特に放射線科看護学生だけ寂しい思いをしなくても良さそうです。

まだあと2つ研修が残っていますが、今はとにかく早く卒業したいです。もちろん、就職しても限りなく勉強は続くわけだけど、大学生活のあの常に押し迫るような緊張感とストレスから解放され、普通の人生を送りたいものです。。
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プロフィール

kaori 

Author:kaori 
1979年11月生まれ。ピチピチ(お腹と太ももが)の31歳。
2005年7月よりスコーネ在住。

Kenzo: 2008年5月7日生まれ。3歳。

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