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切ない

01/25
昨日はホームで職員会議があったため、代理職員たちが借り出されて働くことに。
代理職員といっても、学生だったり他に夢を持ちながら仕事に来ている人たちで
準看護士の資格はないですが彼らは職員たちからも「Duktig!」と言われるほど
とても効率的に仕事をこなす優秀な人たちです。

その日、いつもはホームの2階で働いてる私なのですが
久しぶりに(といっても1週間ぶりくらいかな)1階の老人ホームで9時まで働くことになりました。
ちなみに、9時からは12時まで一人で2階を切り盛りしました。
この時間帯に一人・・・仕事量は7時~9時までよりは断然少ないけれど
2階は魔のアラーム(入居者さんたちからの)&家族からの電話地獄なので
一人で駈けずり回ってやはり汗だくだくになったし
いきなりホームに作業療法士たちが来て
職員が全く見当たらないことに対してイライラして文句たらたらだったし・・・・
かなり大変だったけれど、個人的には割りと一人で頑張ったかな~と久しぶりに充実した気分になりました。

さてタイトルで「切ない」と書いたのですが
その日は2つほど、「切ない」と思ってしまう出来事がありました。
一つ目は9時まで、1階で働いた時のこと。
以前のブログにも90歳近くの認知症のおばあちゃん(仮名Dさん)のご子息の方が
ホームに電話で苦情が入った時のことを書きましたが
実は私はDおばあちゃんが多分、ホームの中で一番好きだったりします。
もちろん、仕事に私情を挟んではいけないのは分かっているんだけど
私は介護士や準看護士のプロでもないし、専門に勉強したわけじゃない、
そうした未知識故に浅はかにも私情を挟んでしまうことがあります。

Dおばあちゃんは、認知症で自分の部屋を探すのに毎回一苦労しているのですが
歩行器の力を借りなくても自分で立ち座りもスムーズに出来るし、歩行も問題なく出来ます。
(といっても、歩行の際には歩行器は義務つけられていますが)
Dおばあちゃんの最大の魅力は、いつも笑顔を絶やさないこと。そして彼女の可愛いジョーク交じりの受け答え。もちろん、その受け答えもかなり視点から外れたものなのですが、いつも周りを明るい気分にしてくれます。毎週金曜日は職員で朝食を摂るのですが、その時もDおばあちゃんが職員達のテーブルの椅子にちょこんと座り一緒に食事を取ろうとします。(彼女にとっては2回目の朝食なんだけどね)

Dおばあちゃんには、2,3歳年上(90歳過ぎのはず)のこれまたハンサムなご主人がいますが
ご主人も素敵な方で職員たちに理解があり、毎日のようにホームに来られます。
15時のカフェの時なんて、Dおばあちゃんと手を繋ぎラブラブで熱いくらい。
あ~私も自分が90歳くらいまで生きられるか分からないけど
年を取ってもパートナーとこんなにラブラブなんて理想だよな~なんて思いながら
二人のことを見ていました。

そして昨日、久しぶりに1階で働くことになり一人の職員から「Dさん、今日シャワーだからお願いね。昨日、シャワーしようと思ったんだけどうまくいかなかったのよ」とちょっと引っかかることを言っていました。


ん?うまくいかなかった・・・・・!?
いつもシャワーの介助では全く問題なかったDおばあちゃんなのに
どうしてダメだったんだろうと思いながら、いつものようにDおばあちゃんの部屋に行きました。
ベットと間違えてソファで寝ているDおばあちゃんを起こすと
いつもは笑顔で「おはよう。あら、もうこんな時間なの!?」と言ってくれるおばあちゃんだったのですが、その日は明らかにイライラしている模様。
普段は、私のこの日本人訛りのスウェーデン語も問題なく理解してくれていたのに
ほとんと分からなくなっていました。

とりあえず、「今日はシャワーの日ですよ」と言ってDおばあちゃんをシャワー室につれていき
シャワーの蛇口を開け水が温かくなるまで待った後、シャワーの介助を始めた途端・・・


「きゃーーーーー、冷たい!!!!あんた、何すんのよーーー!!!たすけてーーーー」と
何度も私のことを思い切り叩こうとしました。髪を洗ってあげようとすると、これまた叩かれる。
私の言うことに対しても腹が立つようで、挑発しながら暴言の繰り返し。
シャワーの後バスタオルで体を拭いてあげ、服を着せてあげようとすると
「あんた、こんなに体が濡れてるのに服を着せようとするの?何このバカは」と言って、また叩こうとする。あれだけ絶やさなかった笑顔なんてもうないし、常に攻撃的な状態。


そう、もう私の知ってるDおばあちゃんではなくなっていました。


ホームでは一部の入居者さんが職員を叩いたり暴言を言ったりすることは日常茶飯事だし
それは彼ら個人の性格からでは全くなく
あくまでも病気が彼らをそのようにしているものだから
悲しみどころか怒りなんては全く浮かんで来ない。
でも今思えば、そういう入居者さんたちは私が働き出してから既にそういう状態だったから
それほどの驚きやショックがなかったのかもしれません。


ただDおばあちゃんに関しては、個人的に30分くらい一緒に思い出話しをしたりと
かなり私情を挟んで見ていた分、あまりにも早いDおばあちゃんの急変に
それが病気のせいだと十分分かりつつも初めてホームで働いていて「切ない」と思った瞬間でもありました。しかしこの出来事から、私はとても多くのことを学んだ気がします。
うまく言葉には出来ませんが、今回Dおばあちゃんはホームで仕事をする上で
私の欠けた部分を気がつかせてくれた気がします。



・・・・おっと、こんなに今日はブログを書いてしまいました。
ここまで全部読みきってくださった方に感謝します。
2つの目の「切ない」はまた今度書くことにしようと思います。


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プロフィール

kaori 

Author:kaori 
1979年11月生まれ。ピチピチ(お腹と太ももが)の31歳。
2005年7月よりスコーネ在住。

Kenzo: 2008年5月7日生まれ。3歳。

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