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研修終了

06/04
整形外科病棟での研修が今日でやっと終わりました。最終審査では無事に合格をいただけました。前回、「看護に必要な理論的知識が足りない」との指摘を受け、徹底的に対策を練った結果、何とか先生に納得していただける質問応答を行うことが出来ました。理論的な知識といってもけして難しいことではなく、患者さん1人1人の状況から判断してどのようなケアを行えるか。整形外科では、「Vas-skala」といって患者さん本人が口頭で1-10までの数字の中からその時の痛みの具合に合った数字を選んで看護師に伝えるのですが、中間審査の時点でなかなかその「Vas-skala」が思いつかなくて、先生からため息つかれてしまいました(汗)

教官の看護師さんからも、「きっと彼女も、残りの研修に向けてちょっとした意気込みを入れたかっただけだから心配しないで!」と言われ、中間審査後は自分に不足している部分を中心的に研修を行ってきました。とりあえず、無事に最終審査も終わって何よりです。これからの研修では、放射線科一本になるので、今回の病棟での研修はとても貴重な体験となりました。ちなみ研修中に看護師さんの仕事を見てきましたが、本当に並大抵ではありませんよ。時には10人の患者さんを1人で見なければならなかったり、その間にも患者さんの家族やさまざまな機関との連絡に追われ、研修させてもらっている側から、看護師さんの仕事には頭が下がりっぱなしでした。

実は放射線科の研修をさせてもらった時に、あまりスウェーデン語が得意ではない外国人看護師が数名ほどいたので、ここでは語学よりテクニックの方が重視されるのかと思っていたのですが、普通病棟では当然のことながらネィティブ並みの語学力が必要とされます。病棟にも数名ほど外国人看護師さんがいらっしゃいましたが、現地人看護師さんに劣ることなくテキパキと仕事をこなしていました。研修に入ると、スウェーデン人でも耳にしたことない専門単語なども次々に出てきます。研修が始まって最初の頃、夜勤の看護師さんから朝番の看護師さんへの引き継ぎの際に、「ええと、この患者さんにDrumして、Proppaもよろしくね~。」なんて言われた時は、何を言っているのか意味不明で完全に頭を打ちのめされたような気分になりました。(Drumは飲量及び尿量計算、Proppaは尿カテーテルを外し、挿入口からほそ長いプラスティクのようなものを差し込む。)実際に研修に入ってから新しく覚える単語も山ほど出てきます。

私自身も、研修中は新しい単語が出てくればメモに書きとめ、また他人の話すことをまるでディクテでもしているかのように一語一句聞き漏れのないようにつらつらと書きなぐっていました。現地人であれば、要点だけをサラッと書けば良いのですが、やはりまだまだ私はその器量までには達しているとは言えないでしょう。ただ研修中、外国人に興味を持ってくれる患者さんも沢山いて、「あらまあ~、日本から来たの~。」と話が弾むことも多いです。コミュニケーションさえ成り立てば、スウェーデン人、外国人と区切りをつける患者さんはまずほとんどいません。むしろ、スウェーデン人よりも話のネタが増えてプラスだなあと思うことも多いです。

というわけで研修終了と同時に今日で2学期も無事に終了しました。これで「夏休み!思う存分、寝られるよ!」と言いたいところですが、早速来週の水曜日からコミューンの老人施設にて8週間の夏のアルバイトが始まります。整形外科病棟での研修が少しでも活かされるといいな。
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Comment
Re: 研修終了
初めて、書き込みさせていただきます。

看護師の研修はとても大変なんですね。僕の弟も日本で看護師をしていますが、ここまで大変だったんでしょうか?

スウェーデンは、福祉の国というイメージがあります。やはり、日本の看護師とはぜんぜん違うのでしょうか。

Re: Re: 研修終了
リベロさん、初めまして。
コメントをありがとうございます。
研修はあくまでも教官の看護師さんと一緒に仕事を行うので、
責任という面では、病棟に勤務している看護師さんたちとは比べ物にならないと思います。
こちらの看護師さんは、採血や薬の配布以外の実践的仕事はほぼ准看護士さんに任せて
(人が足りない時や時間がある時は、もちろん看護師さんも手伝います)
後はさまざまな機関への連絡や書類書き、患者記録など
主にペーパーワークや電話を通しての連絡ごとが多く
まるで病棟という名のオフィスワークのような感じがしました。
これを第二外国語でこなすというのは、けして楽なことではなく、
私が1人立ちするには相当な努力が必要だなあという印象を受けました。

私もリベロさんのおっしゃる通り、北欧=福祉の国というイメージがありました。
でも、まだ個人的にその恩恵に預かったことはないですね。(笑)
こちらでは、病気になるとVardcentralen(診療所)に電話をし、
看護師が患者の様子から、医師に診てもらう価値があると判断してもらえれば
めでたく医師にも診てもらえることになるのですが、
この医師の予約を取り付けるのも平均して1ヶ月待ち。
私はこの前、診療所に電話をしたのですが、電話に出た看護師が
「まだ、医師のスケジュールが出来上がっていないので、1ヶ月後に電話して」
と言って切られました。
看護学校では最初に、Egenvard(自己治癒)について学ぶのですが
最近になって、何となくその意味が分かったような...。

リベロさんも、9月にスウェーデン留学楽しみですね!
また是非ブログの方にも遊びにいらして下さい!
Re: 研修終了
日本人のように、簡単な傷ひとつで、風邪にちょっとなったくらいで、医療機関にこられるのも制度としては問題があるかもしれませんね。医療費もかさむだろうし。

Egenvard(自己治癒)という授業があるとは面白いですね。

風邪にかかったとき、薬を飲むと体内で抗体を作る能力が落ちるそうです。だから、薬に頼らずゆっくり休んで自分で治していくほうが体はどんどん強くなり、徐々に風邪をひきにくくなるらしいです。

でも、日本のシステムに慣れていると、スウェーデンの医療システムは慣れるまで時間がかかるかもしれませんね。
Re: Re: 研修終了
リベロさん

> 日本人のように、簡単な傷ひとつで、風邪にちょっとなったくらいで、医療機関にこられるのも制度としては問題があるかもしれませんね。医療費もかさむだろうし。

確かにその通りだと思います。
診療所を通すことで、無駄なコスト削減&患者さん自身の治癒能力向上に繋がり、
国に対しても、かなり大きく貢献していると思います。
ただ患者さんの立場から見ると、風邪等以外のかなり辛い症状でも、
やはり順番通り一ヶ月以上待ちというところが
日本の医療システムに慣れている(甘やかされている?)者にとっては、
堪えるところなんですよね。。。
スウェーデン人の中にもこのシステムに不満を持つ人もいるようで、
結局、医師にすく診てもらえる可能性の高いAkutmottagning(救急)が
いっぱいになってしまって何のための救急なのか分からないという、
かなり悪循環になってしまっている印象を受けます。
日本とスウェーデンの医療、どちらも学ぶところが多くありそうですよね。
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プロフィール

kaori 

Author:kaori 
1979年11月生まれ。ピチピチ(お腹と太ももが)の31歳。
2005年7月よりスコーネ在住。

Kenzo: 2008年5月7日生まれ。3歳。

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