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リスペクト

08/23
先ほどの記事にも書いたように、老人ホームでの仕事を初めてから約1年と2ヶ月。職場では当然ながら日本人もいなし、日本人に会ったこともないどころか、中国と日本の区別もつかない人たちばかり。そのために周りの人達は私を通して日本人を見るわけで、それを意識してなるべく日本人の名を汚さないように日々、自分も行動には気をつけているつもりです。しかし、こういう仕事していると、たまに自分を見失う時があります。

こちらの人は自分が第一なので、病欠の名の元の欠勤も寛大。7月に夜勤をした時も、常に朝方5時頃誰かしら病欠の連絡が入りました。常習犯の1人である人事かつ某職員は「昨日から首の調子がおかしいので、今日は大事を取った方がいいと思うの。」とまるで自分の権利を主張するかのように伝達が入ります。この人は毎週のように、特に金曜日の朝になると首が痛くなるそうなのですが、「病気なら仕方がない」と誰も文句を言わない。職場では朝番は3人、夜番は2人で勤務しますが、2人とも病欠なので朝番1人だけ、ということもしょっ中。当たりまえだけど、自分が休んだら人に迷惑がかかる、という意識が薄いようで、スウェーデン人からしてみればそれが当たり前なのだから何とも思わないのかもしれません。ただ日本人として、その風潮に慣れるのにかなり時間がかかりました。

また話は代わり、やたら毎回私の語学の弱みをついてくるご老人。ある入居者さんの85歳の男性は、彼なりの言語があって説明の仕方が非常に複雑。例えば、「ちょっと、洗面器の下にBurkがあるから(箱)取って」というので、「箱なんてありませんよ」と言うと、「全くお前はスウェーデンが全然出来ないんだから」といらいら度が頂点。色々と探してみた結果、彼の言う箱(burk)とはゴミ箱(papperskorg)のことだったらしい。。また別の日にも、男性が「pavillionに行きたい」というので「へ?Pavillonてどこだろう?」と思い、「どこですか?」と聞くと、「ああ、ったく、これだからスウェーデン語できないやつは困る」とため息。。会話の前後関係から、どうやらバルコニー(bulkong)に行きたいということが判明。。

その男性から罵られる度に、正直リスペクトを見失うことがあります。一生懸命、男性が満足してもらえるように頑張っているのに、と思うとイライラ感が募ってきます。同じ職員からはそういう時はちゃんと言い返した方がいいよ、なんて言われ、実際にほとんどの職員たちは入居者さんに対しても不快なことはきちんと言い返すようにしています。ただ...車椅子生活の85歳のご老人にどんなに罵倒されたからって、ホームで最後の人生を送ろうとしている方に、諭すことで自分のことを分かってもらおうとはするのはちょっと違うんじゃないかな~と思ってしまう部分も正直あります。とはいえ私も人間なので、ストレスになることもあり、正直この男性の介護は避けたいなあと思う時がしばしばあるのですが...。(介護者失格ですね)

人間なのでそうした相手に対するリスペクとを失いそうになりますが、辛いことがあった時も勉強と思ってなるべくポジティブに受け止めるようにしたいと思います。
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Comment
私がこの夏勤めた病院の胃腸科でも日本人准看護師は初めてだとのことで、私も日本人として粗相が無いよう気をつけましたよ。

確かにスウェーデン人は平気で欠勤しますよね。まあ、その度合いは個人と職場の雰囲気がどれだけ許すかで違ってくるかとは思うんですが、私の経験からいくと基本的にスウェーデン人ってそこで個人を攻めないで残った者たちで苦境を打破すると言う姿勢が強いですね。休んでも代わりを探すのはボスの仕事だと、自分が休むことによって生じる問題を気にも留めていないのは私も理解できませんが、逆に自分が休んでもOKだし(私は病欠・サボリ欠ゼロです、一応)。

言葉の面でわざわざ嫌味を言ってくる入居者というのはその人物の人間性の問題ですよ。老人ホームだと同じ入居者にずっと接しないといけないからその点、嫌な入居者がいると大変ですよね。病院だと入退院が激しいから変な人がいても『すぐおさらばよ~』と思ってればなんてこと無いんですが。患者さん独特の表現とかも困りますよね。普通の会話ならいいんですが、中にはウィットに富んだ自身の表現で楽しませてくれようとする患者さんがいて、私は半分以上分かった振りをしてました(汗)。
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No title
Traku 7さん

そうそう、まさしくその通りなんですよ。こちらの人は休んだ人を責めずに、どうしたらその場を切り抜けられるかと方向に物事を転換するのが上手だと思います。日本であれば、個人の責任が問われますよね。毎週のように風邪欠勤なんてあり得ないし、帰ってきたところで自分の居場所がなくなる可能性が大きいですよね。

言葉の面ですが、今日もそのおじいさん、「僕のBo:rsen、取ってくれない?」と聞かれ、一瞬「?」になりました。「Bo:rsen = 株、貯蓄』と認識していたので。ちなみに彼の言う「Bo:rsen」とは「財布」のことでした。(Planbokと普通に言ってくれ~!と叫びたくなります)。そのおじいさんは所謂、完璧主義者なんですね。言葉だけじゃなくて、身なり、枕の位置、マットラスの堅さや部屋の家具の位置など全てにおいて。だから、のどに痰+入れ歯がくがくになりながら喋っていても相手が完璧に聞き取れているもの、と判断しているので、そうではなかった場合に即、言葉の暴言が飛び出します。。(スウェーデン人にも。)まあ、暴力がないだけマシなのですが。。

落ち込むこともありますが、自分が嫌に感じていることは大抵他の職人も同じように感じているので、最近は二人でおじいさんのケアを行っています。(笑)まあ仕方ないと思って日々乗り越えるしかないですね。。
No title
うちはプライベートの老人ホームなので、他のコミューンが経営するホームとは若干システムが違うかもしれません。が基本的には、デンマークと変わらないと思いますよ。教育がないとよほどコネがない限り、正職員にはなれません。代理職員はあくまでも、正職員が欠勤のみの場合ですが、夜勤の人も夏休みを取るので、その間、学生などで代理職員を補充しています。これはコミューンも同じかな。デンマークでも夜勤者が病欠の場合、代理で補充しませんか?

ええと、私は医療系に進むことにしたんですよ。なのでバイトの傍ら、数学や化学、物理など勉強し直しました。ただまだ志望校には点数が足りないので、勉強を続行中です。来年の春学期から政府補助金が申請出来るので、今年いっぱいまでは今のホームにお世話になっています。そうじゃないと収入ゼロになってしまうので。。ホームでの経験はとても役に立っていますよ!大変で泣きたくなることも沢山ありますが。。。

また、ブログ遊びに行かせていただきますね!
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プロフィール

kaori 

Author:kaori 
1979年11月生まれ。ピチピチ(お腹と太ももが)の31歳。
2005年7月よりスコーネ在住。

Kenzo: 2008年5月7日生まれ。3歳。

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