Archive | 2010年02月27日

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研修一段落

02/27
ランズクローナの放射線科での研修も既に4週間が過ぎました。研修リーダーそして、Handledareとの中間審査も無事に終わり、来週はルンドに移動して、マンモグラフィーの研修が一週間入っています。研修と言っても、主にStudiebesok、いわゆる見学程度で、通常のスクーリング(スウェーデンでは40歳から74歳までの女性対象)から超音波検査そして乳房への針注入によってガン細胞を取り除くBrostpunktionまで、幅広いカリキュラムのようです。

ちなみに現在、マンモグラフィーの就職需要率はかなり良いようです。というのも、この分野で就職したがる放射線看護師が少ないそう。理由は、毎日圧迫板で乳房を押すだけの単純作業だから、らしい...。実際に、マンモグラフィーで働く看護師さんは、割と年配の方が多いです。彼らの世代を担う若い放射線看護師がなかなか入ってきてくれないとのことですが(マンモグラフィーを卒論のテーマに扱う学生は多いのに)、将来的に、マンモグラフィー、所謂、圧迫板を使用しなくても、乳がん検診も行えるようになるらしいです。つまり、20年、30年後辺りには、もしかしたらスウェーデンの医療分野からマンモグラフィーがなくなっているかもしれません。ただ、これはまだまだ研究の段階だとか...。

ちなみにスウェーデン人に比べて、日本人は乳がんの発生率が低いそうです。その代わり、日本人は圧倒的に胃がん率が高いそうで、これは看護師学科との共通授業でもしょっ中取り上げられていました。専門授業の講師としてやって来たマンモグラフィーの医師も、「自覚症状が少なく、なかなか初段階での発見が難しい胃がん率が高いより、定期的なスクリーングによって早期発見が可能、ガン発見後も生存率の高い乳がんの方がまだマシね。」とのことでした。ただ、手術によって乳房を失うということの精神的な面からすれば、けして表面的な物差しだけで(もちろん、早期発見、生存率の高さは何より先決されるべきことですが)、他の病気と比較することは出来ないわけですが。。

マンモグラフィーの研修の後は、一週間程大学に戻って、放射線診断学の授業。実は研修と同時に、解剖学含む放射線診断学のコースが同時に行われているので、研修の合間にも大学に戻って授業が行われます。大学の方針では、診断学を平行して学びながら研修を行うことで、実践知識にも役立つと捉えているようです。その後は、またランズクローナでの4週間の研修が待っています。

他の放射線科看護師のように、段々沢山の患者さんを受け持つようになると、「早く働きたいな~!」と思ってしまいますね。と同時に、再び勉学へのモチベーションも上がります。自分なりになるべく美しい写真を撮るために、色々とこだわりなんかも出てきました。そんなこだわりなんかも学生から見たアイデアとして、どんどん他の放射線看護師の方たちにも意見を言っています。そして研修中に出会ったほぼ全ての患者さんはなるべくこちらの要望に応えたいという意志が強く、仕事もし易いです。

大学ではコンプレックスの塊、クラスでも常に下の方を何とか這いずり回っている私ですが、研修、仕事となると紙面上での評価とはまた少し違うような気がします。もちろん、まだまだ一人前として仕事するにはほど遠いですが、例えば日本人特有の周りへの配慮や気使い、仕事に対する正確さや几帳面度など日本人として受けてきた常識や教育だけでも、こちらでの仕事面においてもプラスになっている事がかなり多いです。

さて今週末は、相変わらず勉強日和となりそうです。
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プロフィール

kaori 

Author:kaori 
1979年11月生まれ。ピチピチ(お腹と太ももが)の31歳。
2005年7月よりスコーネ在住。

Kenzo: 2008年5月7日生まれ。3歳。

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