Archive | 2008年03月04日

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ポーラ!?

03/04
ホームでアルバイトを初めてから、約8ヶ月。
ホームに入居しているお年寄りは誰一人私の名前を覚えられません。
みんな一生懸命覚えてくれようとするのだけれど
私も毎日仕事に来ているわけではないし、外国人の名前のせいか覚えるのに一苦労。

職員たちの大半は「Kaori」と呼んでくれているけれど
一部の人たちにはまだ怪しく、「カオ・・・カオ・・カイロ!?」なんて呼ばれたりして
ブラジルかあー!!??(←何となく響きで。カイロはエジプトの首都です)
ホッカイロかーと噴出しそうになることがあります。
職員の中には「KAO」と呼ぶ人もいるけれど、これでもお年寄りにはまだ馴染みがない模様。
私の名前が難しいという人がかなりいるのだけれど
個人的には、中国や韓国名よりは簡単だと思うけどなーと思ったりするのですが
この際だったら日本語でも、二文字名前の方が絶対覚えてもらいやすかったかもしれない。

仕事中だけは、私の名前に近い「Karin」や「Caroline」に変えようかなーと思ったけれど
この名前の正職員がどちらもいるので、敢え無く却下。
同じ階に同じ名前の職員がいないわけではないけれど
いちいち、例えば「Malin, A(Andersson)」「Malin, E(Eriksson)」(偽名です)と言われるのは
何か好きではないし、とりあえずしばらくはそのまま名前を聞かれれば「Kaori」と答えていました。

ある日、一人の女性の入居者さんが私の名前をどこをどう間違ってか「ポーラ」と呼び始めました。
しばらくしてそれがあっという間に蔓延し、入居者さんの間で
私は勝手に「ポーラ」になってしまいました・・・。

最初は、「ええええ、ポ、ポ~ラかい!?」と思ったし
何か「ポーラ」て、あまり現代では聞かない名前だし、
さ、さすがおばあちゃんたちが付けてくれた名前だわ~、と思ったけれど
この際、もう割り切って今では「ポーラ」になっています!!!
職員たちにも「ポーラはどこ?」と聞かれて、「へ!?ポーラ!?」と疑問に思うようですが
すぐに私のことだと分かるようです。

まあ、もしこれは日本のお年寄りだとして
外国人の聞きなれない名前を覚えるって確かに大変だと思うし
それなら、何でもいいから相手が覚えやすい名前が良いですよね。
もし、日本の老人ホームに例えばマルガレータさんやヨハンネスさんなどが働いていたとしても
日本のお年寄りが彼らの名前を完璧に覚えられるのはなかなか難しいだろうし
それより当て名でも、日本名の方が彼らには覚えやすいと思います。

これから夏までは働かせてもらうことになると思うけれど
とりあえず、「ポーラ」で頑張ろうと思います。

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率先力

03/04
最近、ホームには看護系の高校生たちやコミューンの成人学校(KOMVUX)に設けてある
福祉系コースの生徒たちなどが入れ替わり、続々と研修しに来ています。

コミューンから送られてくる生徒さんたちは、外国人が多く30歳以上で大人の人たちばかり。
比べて、看護系の高校生たちはスウェーデン人で若き18歳。
年齢差はかなりありますが、彼らは「Underskoterska(准看護師)」になるために
必要な研修を約1ヶ月ほど、インストラクターの准看護師について行なっています。

今日も一人、新しい高校生の研修生に会ったのですが彼女は研修して既に一週間になるとのこと。
口数の少ない大人しい子なのですが、ひたすらインストラクターの准看護師さんの仕事を見ながら学んでいるようです。

ただ、空き時間に、彼女のインストラクターの准看護師さんと話す機会があったのですが
研修生の彼女はこのままだと研修は不合格になってしまうかもしれません。
准看護師さんによると、「彼女にはもっとInitiativが必要」とのこと。

スウェーデンでの職場や学校などにおいて
多分、スウェーデン人が一番大好きな言葉であろう「Initiativ(率先・先導力)」・・・
つまり、はっきりと自分の意見が言え率先して行動できる人、でしょうか。
私も以前、幼稚園の研修やスウェーデンでの大学生活において
この「Iitiativ」という言葉を何度も聞いたし
自分自身最初の頃は、スウェーデン社会においての「Initiativ」が欠けていました。

ただ、多分、外国人特にアジア等つまり比較的従順忠誠心が美徳とされている国出身の外国人にとっては、この「Initiativ」の行い方、あり方に最初はかなり迷うと思います。
というのも、私が以前幼稚園で研修させてもらった時も
インストラクターからまず何も指示がないのです。
研修生として行なうべき、カリキュラムというものが全くない。
そのような環境になれていない私には一体どうしたら良いのか分からなかったし
インストラクターの先生は、普段通り私についてではなく他の先生たちと自分たちの仕事をこなしている。

研修最後の日、何とか「合格」はいただけたものの
「あなたにはもっとInitiativが必要」と言われました。
インストラクターの先生から一言、そう言われた時に
「何も、それをわざわざ研修最後の日に言わなくても。もっと早く言ってれば自分でも気をつけるようにしていたのに」と少しイラッとしてしまったのを覚えています。

ホーム先の高校生の研修においても、私の幼稚園研修の時と全く同じで
インストラクターの准看護師さんは彼女には何も言いません。
彼女から自らの意思で「Initiativ」を取るのを”待って”いるのだそうです。
この”待つ”ということはある意味、とても怖いこと思います。
もし本人が一ヶ月の研修で何が自分に欠けているのかに気がつかず
このままPassivな状態でいたら間違いなく不合格になってしまうからです。

日本社会においても率先力のある人は好まれますが
スウェーデン社会においての率先力とはまた違うと思います。
ましてや研修生や新人社員が、研修・仕事初日から率先して前へ出ようしたり
個人の意見をはっきり主張するできる人ってほとんどいないし
そういう人は多分日本では受け入れられないと思います。

私も最初の頃は日本にいた頃と同じようにスウェーデン人社会においても
周りの空気を読みながらあまり出しゃばらないようにしてたら
それが返って仇になって痛い目にあったこともありました。
関係ないけれど、サンボのママ(精神科病棟の看護師)からも
「Kaoriはいい子に見られようと肩に力が入っている。気を張らずにもっと自分を出したらいいのに」
とサンボに言っていたそうです。
それを知った時は微妙にショックでした。
誰でも特に最初の頃は、パートナーの家族にはなるべくよく見られるように気を遣いますよね。
でしゃばりすぎないようにとか色々と考えますが、
彼女にとっては大人しくしていられるより、そのままぶつかってきてほしかったようです。

最初はなかなかこの環境に慣れるに苦労したし、精神的に苦痛だったけれど
慣れてしまうと躊躇なく、自分の言いたいことは素直に言えるし、思ったことは行動に移せるし
ストレスが溜まらず、これほど楽なことはないと思うようになりました。
このまま何年スウェーデンにいるか分からないけれどもし日本に戻れる機会があったら
恐らく、逆カルチャーショックを受けるかもしれませんね。

ただ、研修中の大人しい高校生の子もまだそれほど社会経験があるわけでもないだろうから
周りの大人たちが、そっと力を貸してあげることも必要なのでは、と思ってしまいます。

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プロフィール

kaori 

Author:kaori 
1979年11月生まれ。ピチピチ(お腹と太ももが)の31歳。
2005年7月よりスコーネ在住。

Kenzo: 2008年5月7日生まれ。3歳。

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